
ジョエル・エドガートン/ゴード
製作・監督・脚本・出演
1974年オーストラリア出身。本作で監督デビューを果たす。シドニー西部にあるネピアン・ドラマスクールで学んだ後、様々な舞台作品に出演。テレビドラマシリーズ「シークレット・ライフ・オブ・アス」(01-02)で注目され、『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(02)、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(05)ではルーク・スカイウォーカーの伯父、若き日のオーウェン・ラーズに抜擢される。2005年、イギリスのコメディ作品『キンキーブーツ』(05)では、主役を演じた。
舞台では、2009年、シドニー・シアター・カンパニーの「欲望という名の電車」で、スタンリー役としてケイト・ブランシェットと共演。高い評価を得る。
デヴィッド・ミショッド監督『アニマル・キングダム』(10)で、オーストラリア・アカデミー賞(AFI賞)の助演男優賞を受賞。同監督の長編2作目『奪還者』(13)では原案に参加。マシュー・サヴィエル監督『ディスクローザー』(13)では主演と脚本を担当した。
トム・ハーディと共演したギャヴィン・オコナー監督『ウォーリアー』(11)、バズ・ラーマン監督『華麗なるギャツビー』(13)、リドリー・スコット監督『エクソダス:神と王』(14)などハリウッド大作に出演。スコット・クーパー監督『ブラック・スキャンダル』(15)では、ジョニー・デップ、ベネディクト・カンバーバッチらと共演。汚職に手を染めるFBI捜査官を演じ好評を得た。
最新作として、ギャヴィン・オコナー監督『ジェーン』(16・10/22公開)、ジェフ・ニコルズ監督「MIDNIGHT SPECIAL(原題)」(16)、本年度のカンヌ国際映画祭で絶賛された「LOVING」(16)の公開も待たれる。

ジェイソン・ブラム
製作
イーサン・ホークが創設したマラパルテ・シアター・カンパニーで、製作監督としてキャリアをスタートする。現在は、低予算ながら高いクオリティ作品を作るという、スタジオ製作の新たなモデルを切り開いたブラムハウス・プロダクションズの創設者兼CEO。『パラノーマル・アクティビティ』シリーズ(07/10/11/12/14)、『パージ』シリーズ(13/14)、『インシディアス』シリーズ(10/13)などのシリーズ作品により、全世界で14億ドル以上の総収益を上げた。ブラムハウスの製作モデルは、1作目の『パラノーマル・アクティビティ』がその先駆けである。1万5000ドルほどの予算で作られた同作品は、世界で2億ドル近くの収益を上げ、ハリウッド史上最も高い純利益を記録した。2014年の『セッション』では、数々の映画賞を受賞し、アカデミー賞では、助演男優賞、音響賞、編集賞の3部門を受賞した。
主なプロデュース作品に、スコット・デリクソン監督『フッテージ』(12)、イーライ・ロス監督『グリーン・インフェルノ』(13)、M・ナイト・シャラマン監督『ヴィジット』(15)など。テレビドラマでは、エミー賞受賞作「ノーマル・ハート」(14)他、「Ascension(原題)」(14)、「Eye Candy(原題)」(15)、「サウス・オブ・ヘル 魔物の巣食う街」(15)などがある。
エドゥアルド・グラウ
撮影
スペイン出身。23歳の時に初めて手掛けたアルバート・セラ監督の長編映画「Honor de cavalleria(原題)」(06)は、カンヌ国際映画祭をはじめ、世界中で60の映画祭で公開された。「Kicks(原題)」(09)を撮影して間もなく、ハリウッドデビュー作となる『シングルマン』(09)でトム・フォード監督とタッグを組んだ。同作はその年の最も美しい作品と評され、主演のコリン・ファースは英国アカデミー賞を受賞、アカデミー賞主演男優賞にもノミネートされた。
また、ミュージックビデオ界でも活躍、レディー・ガガ「ボーン・ディス・ウェイ」は、2011年MTVビデオ・ミュージック・アワードで最優秀女性アーティスト・ビデオ賞を受賞した。
近年の作品に、ソウル・ディブ監督『フランス組曲』(14)。最新作に、サラ・ガヴロン監督「SUFFRAGETTE(原題)」(15)、アダム・スミス監督「Trespass Against Us(原題)」(16)などがある。
リチャード・シャーマン
美術監督
幅広いプロダクションデザインの経験を持つ。脚本家、監督としてオスカー受賞歴のあるビル・コンドンの多くの作品に参加し、『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 1、2』(11/12)は記録的ヒットとなった。そのほかにビル・コンドンとは『愛についてのキンゼイ・レポート』(04)、『ゴッド・アンド・モンスター』(98)、テレビドラマ「キャシーのbig C いま私にできること」(10)のパイロット版でもタッグを組んでいる。そのほかの作品に、『悲しみが乾くまで』(07)などがある。
ダニー・ベンジー、
ソーンダー・ジュリアーンズ
音楽
SAUNDER JURRIAANS
主な作品に『複製された男』(13)、『マーサ、あるいはマーシー・メイ』(11)などがある。
テリー・アンダーソン
衣装デザイン
UCLAの映画学科を卒業し、20年以上にわたり衣装関係の仕事に携わっている。主な参加作品に『ファイト・クラブ』(99)、『パール・ハーバー』(01)、『コラテラル』(04)、『3時10分、決断のとき』(07)などがある。近年の作品としては、『ジェーン』(16・10/22)、「The Duel(原題)」(16)、「Blood Father(原題)」(16)の衣装デザインを手掛けた。