若き警察官と"警備犬"の猛き物語
2011年10月1日(土)全国東宝系公開
【イントロダクション】
警備犬
犯人制圧、爆発物などの捜索、
災害救助などの任務を行う事が可能な
特殊な訓練を受けた犬。
事件後に犯人を追跡するのが警察犬ならば
事件を未然に防ぐのが警備犬である。
『海猿』の原作者 小森陽一が取材を重ねていたネタとして、「警備犬」がありました。
「警察犬」ではなく「警備犬」という一般にはあまり知られていない存在が面白く、さらに...
「警備犬」は鈴の付いた首輪を着けたら人を救い、革の首輪に付け替えたら人を制圧する。
人と寄り添いながらも、人を制圧することも出来るというところに展開を予感させ、そして...
「警備犬」は装備であり、人間の盾にならなければならない。
この命題には大きなドラマがあります。
市原隼人演じる真っ直ぐな警察官"早川勇作"と、この「警備犬」を掛け合わせてみたら
凄いドラマが生まれるはず。
そうして、この『DOG×POLICE』という映画の企画が始まりました。
熱き青年とハンディキャップを抱えた犬との友情。
しかし、そんな甘い友情だけで人命を救うことはできない。
感動的ないわゆる"動物モノ"の枠を超える、
純粋無垢なる存在と人間のバディーストーリーとして、
疾走感のあるエンタテインメントを目指します。
警察の未知なる組織、プライド、本能、青春、友情、恋愛、アクション、スペクタクル、そして正義。
幅広い世代が楽しめる、
全く新しい警察ストーリーがここに誕生します!!!!!
【ストーリー】
若きハンドラーと警備犬の、
永遠に語り継がれる伝説が今、幕をあける―
警視庁管内に人一倍正義感が強く、犯罪者に対して天性の鋭い嗅覚を持つ優秀な警察官がいた。
彼の名は早川勇作。強い捜査欲を持ち、刑事を目指す彼は数々の犯罪者を検挙し、表彰も受けた。
「いよいよ刑事へ昇進だ!」心弾ませていた勇作に辞令が下ったその異動先は......
警視庁警備部警備二課装備第四係
聞いた事もない部署に勇作はきょとんとした。東京郊外にある新たな職場を訪れた勇作は、我が目を疑った。
そこは......
精鋭のハンドラーと13頭の警備犬がいる警備犬の訓練所だったのだ。
※ハンドラー:犬の訓練士であり、警備犬と共に行動し指揮を執る警察官のこと
頻発する凶悪犯罪、進行するテロ、そして地震や台風などによる大規模な自然災害。そこは、それら全ての事象に出動する部隊。そして警備犬は、鈴の付いた首輪を着ければ、人を救い、革の首輪に付け替えれば、人を制圧もする使命を負っている。ただし、警備犬が創設されて30年、災害救助に出たことはあるが、警備出動はまだ一度もなかったのだ。
勇作にとっては正に青天の霹靂、ありえない人事異動だった。慣れない仕事と犯罪捜査への渇望で、仕事への意欲を失っていく勇作。しかし彼はそこで一匹の犬に出会う...
ハンディキャップを持って生まれた犬「シロ」である。勇作同様、シロもまた優秀な警察犬の血を引いていた。
しかし、劣性遺伝(アルビノ)で生まれたために、警備犬への道を閉ざされてしまっていたのだ。勇作は、そんなシロに自分を重ね合わせ、警備犬へと育成しようと決意した。
勇作の情熱と愛情により、その才能を開花させていくシロ。いつしか二人の間に、言葉を超えた親和と絆が芽生えていく。しかし、勇作は厳しい現実を突きつけられる。警備犬は、「装備」にしか過ぎない。もしもの時は人間の楯になることを要求される。もし、凶悪犯罪者が人間に向けて凶器を向けた時、自分はシロに、楯になることを指示できるだろうか?勇作の心は、激しく揺れた。
人命救助と犯罪阻止、そのためにプロフェッショナルに徹するもう一人の若き女性警官がいた。彼女の名は、水野夏希。若くしてNo.1ハンドラーの地位を確立、国際救援隊にも参加して数多くの命を救ってきた警備犬の可能性を信じ、強い使命感を持つ。しかし夏希もまた苦悩を抱え、勇作とは違う立場で、警備犬を警察全体に認めさせるために戦っていた。
勇作と夏希、二人の思いは交錯し、プライドが激突する。
そんな中──警視庁を震撼させる連続爆破事件が発生する。
若きハンドラーと警備犬の、永遠に語り継がれる伝説が今、幕を開ける──
【キャスト&スタッフ】
〔出演〕
市原隼人 戸田恵梨香
村上 淳 カンニング竹山 阿部進之介 矢島健一
堀部圭亮 小林且弥 本田博太郎 相島一之 きたろう 伊武雅刀
若葉竜也 松重 豊/時任三郎
原案:小森陽一(小説版『DOG×POLICE』集英社刊行予定)
脚本:大石哲也
監督:七髙剛
音楽:佐藤直紀
製作指揮:宮崎 洋
製作:大山昌作
エグゼクティブプロデューサー:奥田誠治
シニアプロデューサー:菅沼直樹
企画プロデュース:佐藤貴博
プロデューサー:下田淳行
撮影:斉藤幸一
Bカメラ:田宮健彦
照明:豊見山明長
美術:原田恭明
装飾:三浦伸一
録音:芦原邦雄
視覚効果:石井教雄
編集:松尾 浩
スクリプター:増田千尋
ドッグトレーナー:鈴木和夫 宮 忠臣
助監督:李 相國
製作担当:斉藤大和
ラインプロデューサー:及川義幸
企画製作:日本テレビ放送網
制作プロダクション:ツインズジャパン
製作:2011「DOG×POLICE」FILM PARTNERS
配給:東宝
©2011「DOG×POLICE」FILM PARTNERS