水滸伝 DVD-BOX

日本テレビ開局20周年記念番組として製作されたスペクタクルドラマ『水滸伝』。ニュープリント&HDテレシネによって蘇った渾身の映像が初DVD-BOX化!

更新情報

“林中”役・中村敦夫さんからVAP@WEBをご覧のみなさんにコメントを頂きました。

映画界もなし得なかった中国古典文芸大作の初のテレビドラマ化。

水滸伝『水滸伝』は、開局20周年を迎えた日本テレビの記念番組として製作され、1973年10月から放送された大スペクタクルテレビドラマである。
おもな出演者だけで三十名を越す豪華キャスト。当時で5,000万円をかけた“中国の街”の大オープンセットをはじめ、すべてこの一作のために新調した衣装、武器、小道具。
製作費総額なんと6億円におよぶ、テレビ界空前の大作であった。
古来、最も大衆に親しまれた物語でもある『水滸伝』は、「南総里見八犬伝」(滝沢馬琴)同様に、あらゆるドラマの要素が集約された“ドラマの原点”といえよう。
水滸伝本作品の主役は腐りきった体制に反抗するアウトローたちだが、彼らの行動原理はあくまで“替天行道(天にかわって道を行う)”、つまり勧善懲悪の“義侠心”である。
ブラウン管に初めて登場した中国武芸の豪快な殺陣と、奇想天外な兵法を駆使したチャイニーズ・ウエスタン調の痛快無比な大活劇が堪能できる。

物語概要(当時の資料より抜粋)

水滸伝中国は北宋末期、今を去る九百年前。伏魔殿の地の底から百八つの流星が天空に舞いあがった。―中国全土に飛散した流星の化身がのちに山東一の水郷、梁山泊に結集する。
時の世は悪疫、悪徳政治がはびこり、庶民は重税、苦役に苦しんでいた。腐敗堕落の世にいれられず、はじきだされたアウトローたちは、ぞくぞく梁山泊の義賊の群れに身を投じた。彼らは天にかわって不義を討つ英雄、豪傑たちの集団である。
物語は、首領の宗江はじめ林中、呼延灼、魯智深ら一〇八人の英雄、豪傑たちが体制からドロップアウトして梁山泊にたてこもり、血の盟約をかわすまでの波乱万丈、血わき肉おどる一大ロマンを描くもの。

キャスト

中村敦夫 大林丈史 土田早苗 丹波哲郎 佐藤慶 ハナ肇 他

ナレーター

芥川隆行

スタッフ

原作:施耐庵
原案:横山光輝(潮出版社刊・希望コミックス)
脚本:池上金男 宮川一郎 他
監督:舛田利雄 高橋繁男 他
音楽:佐藤勝
企画:増田善次郎 中沢啓作
プロデューサー:榎本栄太郎 加藤教夫 中沢啓作 石野憲助 森川一雄
主題歌:「夜明けを呼ぶもの」ピートマック・J

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