プロレス
【プロレスマニアのひとりごと】②前編
力道山の世界選手権とインターナショナル選手権
VIDEO
COLUMN

力道山経営店のシェフの味が、現代の東京で食べられる!

コラム第1回で取り上げたアントニオ猪木の師匠と言えば、日本プロレス界の始祖ともいえる力道山である。実は、力道山も猪木同様、いや猪木以上に副業に情熱を注いだようだ。

実は、力道山は、1962年秋から亡くなる1963年の1年数カ月、レストランを経営していたのだ。
場所は渋谷・道玄坂にあったプロレスの殿堂「リキ・スポーツパレス」2階にずばりそのものの名前である「リキレストラン」があったのだ。
そのお店の2代目シェフだった高梨正信さんは、現在新宿区西落合に位置する「レストラン香港」のオーナーシェフをしておられる。レストラン香港といっても、中国料理店ではなく、いわば西洋料理店。
営業は平日昼のみで、夜と、土日祝はお休みというなかなかハードルの高いお店だが、筆者は、力道山時代そのままの味を伝えるお店なので、一度お邪魔してみた。

全くの住宅街の中にポツンとあるお店で、完全に洋食店のメニューで、特に力道山の好んだ2種の料理を単品で注文してみた。

「サーロインステーキ(牛ロース、生野菜サラダ付)」と、「ポークソテー(豚肉厚焼)(生野菜サラダ付)」

サーロインステーキ

ポークソテー

サーロインステーキは赤身肉に高梨シェフのオリジナルソースがかかって、独特の和風の味付けで美味しい。
付け合わせは、ポテトフライとスパゲッティナポリタン。
別皿に生野菜サラダとお味噌汁、更にコーヒーまで付いている。
かなりボリュームはあったが、せっかくなので、追加でポークソテー、これまたステーキとは異なる高梨シェフのオリジナルソースで、ソースに味噌の風味を感じて、これまた美味しい。

食後、高梨シェフと話をさせて頂いたが、
「自分の料理は、日本人の口に合う西洋料理、力道山には、450gのステーキを出していた。」
力道山の好んだ美味しい料理をその当時のシェフが直接作ってくれるし、(このお店、料理人は高梨シェフ1人のみの為、間違いない料理が食べられる。)
店内には猪木対アリのポスター2種類・猪木寛至(アントニオ猪木)新日本プロレス社長からの感謝状等、プロレスグッズが多数展示されている。
プロレスファンは一度足を運ぶ価値のあるお店ではないだろうか

さて、肝心のプロレスの話は...
明日7/30の「プロレス記念日」にお話しします!

ふじやま