今週末2月28日(日)、午後5時にWOWOWシネマで『スーパーティーチャー 熱血格闘』が放送されます!
ドニー・イェン演じるスーパーティーチャーが、文字通り熱血格闘する映画です。
水入りのタライをドニーさんが裏拳で弾き飛ばすこの予告編なら観たことある、という方もいるのでは?
筆者・担当Oも初めてこの映画の存在を知ったのは、TwitterのTLに流れてきた海外版のPR動画がきっかけでした。念願叶って劇場公開、Blu-ray発売、そしてこの度WOWOWさんでも放送が決まり、あの時RTを回してくれた全てのツイッタラーの皆さんに、この場を借りて感謝を申し上げます。
さて、今作は実は「PG-12」指定という、12歳以下の方が鑑賞する場合は「助言と指導が必要」な作品という判断を映倫から承りました。
しかしながら、ドニーさん演じる高校教師、チャン・ハップ先生が劇中で「助言と指導」を行っていますので、全国の親御さんも過度な心配はなさらないでください。なんなら今作は、ハップ先生による「助言と指導」の物語なのです。
香港で学力最低の高校に赴任してきたハップ先生は、学内でも特に問題児の集まるクラス・6Bの担任教師となり、教室でラーメンを作ったりギターを奏でたりとまるで授業を受ける気のない生徒たちに、初日からある奇襲で対応。その仕返しが冒頭でお話しした「タライ」なのですが、ハップ先生が相手では糠に釘打つようなもの。普通ならここで「こいつはヤバい」と教室の空気も凍りそうですが、さすが6Bの生徒たち、教壇に立っている宇宙最強の男にもまだひるみません。
中でも喧嘩騒ぎを起こしていた5人の生徒たちにハップ先生は注目し、家庭訪問をして保護者たちの葛藤にも手を差し伸べたり、トラブルに見舞われた生徒がいれば、たとえ相手がボクサー軍団だろうが悪党を一網打尽にしたりと、尋常ではないスピード感で、しかしとても丁寧に、一緒に向き合ってくれるのです。
皆さんに伝えたいのは、ハップ先生は生徒たちに一切手をあげないということ。《体罰》はチャン・ハップ流の「助言と指導」には含まれないのです。教室に閉じ込めて作業を強制するようなこともありません。学ぶことが生活にどう結びつくかを説き、「私にできることは君にもできる」と、個人の可能性を否定しません。学歴社会の中でつまずき、見放されてきた生徒たちは、そんなハップ先生との交流を機に人生に光を見出していくのですが、すべてがうまくいく訳ではありません。宇宙最強の男をもってしても、歪んだ社会システムの影響は簡単に振り払える問題ではないと再認識させられる事件も起きてしまいます。そしてハップ先生も生徒たちと共に悩み、人生の意義を問い、また次の一歩を踏み出していくのです。
とはいえ今作の原題「BIG BROTHER 大師兄」のとおり、人生の師匠であり先輩であるチャン・ハップは、生徒の将来を邪魔する奴には容赦ナシ!アクション監督・谷垣健治さんが学校の備品をフル活用して作り上げた学園アクションを存分に楽しんで頂けるはず。
実はクラスの誰よりもめちゃくちゃなハップ先生ですが、先生がいるなら自分もがんばれると、そう思わせてくれる力強い作品です。
ちなみにBlu-ray&DVDには日本語吹き替え版も収録しています!
ドニーさんの声はおなじみ大塚芳忠さん、ハップ先生の同僚で共に学校を良くしようと奮闘するリョン先生を水樹奈々さんが演じています。WOWOWの後は吹替版もぜひご覧ください!
《WOWOW放送情報》
2021/2/28(日)午後5時よりWOWOWシネマで放送
詳細:https://www.wowow.co.jp/detail/171252
《日本語吹替版も収録のBlu-ray&DVDも大好評発売中!!》
■セルBlu-ray 価格:4,800円+税
■セルDVD 価格:3,800円+税
★特典(※Blu-ray, DVD共通)
●音声特典:日本語吹替音声(本編のみ)
●映像特典:1限目「チャン・ハップって誰?」, 2限目「生徒は大変!」
●映像特典:日本版予告編
2018年/中国・香港合作/原題:大師兄 Big Brother/PG-12/字幕翻訳:本多由枝/吹替翻訳:藤原恵子
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発売・販売元:株式会社バップ