解説

2005年11月に公開された「ALWAYS 三丁目の夕日」は、異例のロングランヒットを記録し、日本アカデミー賞をはじめ各映画賞を総なめにしました。さらには再び日本に「昭和」ブームを巻き起こすなど「映画」という枠を超えた「社会現象」にまでなりました。
その2年後には、続編を望む多くの声に応えて「ALWAYS 続・三丁目の夕日」が公開され、前作を上回る大ヒットとなり、日本中を再び感動の渦に巻き込みました。あれから5年――。三丁目の住人たちがもう一度スクリーンに帰ってきました!
原作は発行部数1800万部を超え、国民的コミックと呼ぶにふさわしい西岸良平氏による「三丁目の夕日」(小学館「ビッグコミックオリジナル」連載中)。そして、吉岡秀隆、堤真一、小雪、堀北真希、もたいまさこ、三浦友和、薬師丸ひろ子らの出演陣、監督・脚本・VFXの山崎貴をはじめ前2作と同じキャスト・スタッフに新たな個性豊かな出演メンバーも加わり、シリーズ最高傑作をめざし、さらにスケールアップした“三丁目”ワールドを作り出しました。昭和39年(1964年)のオリンピックの熱気に包まれた東京を舞台にした、笑いあり、涙ありの心温まる物語が繰り広げられます。
主題歌「グッドラック」を担当するのは前作に引き続きBUMP OF CHICKEN。切なくやさしい歌声が、物語を彩ります。

物語

昭和39年(1964年)――アジア初となる東京オリンピックが開催されるこの年、東京はビルや高速道路の建築ラッシュとなり、熱気に満ちあふれていました。そんな中、東京下町の夕日町三丁目の住民たちは、5年前と変わらず元気に暮らしています。
茶川はヒロミと結婚し、高校生になった淳之介と3人暮らし。茶川商店の一角は改装され、ヒロミがおかみを勤める居酒屋が…。2階も増築しました。ヒロミは身重で、もうすぐ家族が増える様子です。茶川は「冒険少年ブック」の看板作家として活躍していますが、新人・緑沼アキラに人気を奪われつつあり、焦った茶川はまたまたスランプ気味で…。
一方、則文、トモエ、一平、六子が暮らす鈴木オートは順調に事業を拡大し、新たな従業員・ケンジも加わりました。後輩を厳しく指導する六子ですが、毎朝おめかしをして出かけていきます。それは通勤途中の医者・菊池孝太郎を待ち伏せて朝の挨拶をかわすためでした。それを目撃したたばこ屋のキンはいろいろお節介を焼きはじめますが…。
そんな折、茶川のもとに父・林太郎の訃報が届きます。ヒロミを連れてお葬式に行った茶川は、父の真意を知ることに…。一方、六子は菊池とバカンスに行くところを丸山と吉田に見られて、則文はじめ鈴木オートは大騒動に。果たして六子と菊池の恋の行方は?父の思いを知った茶川の決意とは?

キャスト

吉岡秀隆 堤 真一 小雪
堀北真希 もたいまさこ・三浦友和(特別出演)・薬師丸ひろ子
須賀健太 小清水一揮 マギー 温水洋一 神戸 浩 蛭子能収 飯田基祐 ピエール瀧 染谷将太 正司照枝
森山未來/大森南朋/高畑淳子/米倉斉加年

スタッフ

原作:西岸良平「三丁目の夕日」(小学館 ビッグコミックオリジナル連載中)
監督・VFX:山崎 貴
脚本:古沢良太・山崎 貴
音楽:佐藤直紀
主題歌:「グッドラック」BUMP OF CHICKEN(トイズファクトリー)
エグゼクティブ・プロデューサー:阿部秀司・奥田誠治
製作:宮崎 洋・加太孝明・亀井 修・平井文宏・市川 南・服部 洋・弘中 謙・阿部秀司・大橋善光・島村達雄
プロデューサー:安藤親広・高橋 望・飯沼伸之
アソシエイトプロデューサー:小出真佐樹・沢辺伸政
ラインプロデューサー:竹内勝一
Co.プロデューサー:守屋圭一郎・大村 信
協力プロデューサー:山際新平
撮影:柴崎幸三
照明:水野研一
録音:鶴巻 仁
美術:上條安里
装飾:龍田哲児
VFXディレクター:渋谷紀世子
編集:宮島竜治
音響効果:柴崎憲治
助監督:川村直紀
制作担当:阿部 豪
企画:阿部秀司事務所
制作プロダクション:ROBOT
製作:「ALWAYS 三丁目の夕日’64」製作委員会
(日本テレビ・ROBOT・小学館・バップ・東宝・電通・読売テレビ・阿部秀司事務所・読売新聞・白組/STV・MMT・SDT・CTV・HTV・FBS)
配給:東宝

2012「ALWAYS 三丁目の夕日'64」製作委員会