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第49回「王妃の願い」

仁顯(イニョン)王妃はこれまでの宮殿の秩序を守ろうとするが、チャン・ヒジェたちは王妃の呪詛を行い、王妃がかくまった証人の医女も姿を消してしまった。医女が消えた現場にはチャン・ヒジェの短刀が残され、呪詛の証拠もクムによって見つけられた。
医女を連れ去ったのはチャン・ムヨルだったが、世子(セジャ)の病を知り、これまでそのことを隠していたチャン禧嬪(ヒビン)に怒りを覚える。
病に倒れ、意識を取り戻した仁顯王妃は、粛宗(スクチョン)に最後の願いを伝えようとする。トンイは、主治医から仁顯王妃がもう助からないと言われて愕然とした。

第50回「兄と弟」

仁顯王妃が亡くなり、クムと世子が仲の良い兄弟として生きられるように願うトンイは呪詛の証拠をチャン禧嬪に渡した。世子はクムと共に内医院(ネイウォン)に忍び込み、自分の病を調べて子供ができないことを知った。
粛宗がトンイを王妃にするつもりと察したチャン・ムヨルは、隠していた医女をソ・ヨンギに引き渡した。
それを知ったチャン・ヒジェはトンイにだまされたと怒り、信じきれないチャン禧嬪はトンイの真意を確かめに行こうとする途中、トンイの位を自分と同じ嬪にする任命が三日前に出ていたことを知った。

第51回「宣戦布告」

チャン禧嬪(ヒビン)はトンイとの和解を拒み、チャン・ヒジェはクムの書物の中に帝王学の書を隠し入れ、クムが世子(セジャ)の座を狙っているかのような騒ぎを起こす。
粛宗(スクチョン)がトンイをチャン禧嬪と同格の淑嬪(スクピン)に任命したため、宮廷はさらに騒がしくなる。
世子はクムと共に宮殿を抜け出し秋夕(チュソク)でにぎわう町を楽しむ。そこでスリに間違われた世子は捕盗庁に連れて行かれるが、クムに宮廷に知らせないように頼んだ。宮廷では世子がいないことわかり大がかりな捜索が始まった。

第52回「無垢な心」

世子は、家に案内するふりをして捕盗庁(ポドチョン)を出て、役人のすきを見て逃げ出したところを、捜索していたチャン・チョンスに救われトンイの元へ連れて行かれた。
世子はまわりに迷惑をかけないよう一人で宮殿に帰るが、迎えたチャン禧嬪は騒ぎをクムのせいだと言って世子を困らせ、世子は倒れてしまった。
チャン禧嬪はクムが敵だと世子に言い聞かせようとするが、大病を患う自分が世子の座に居座るためにクムを傷つけるわけにはいかないと考えた世子は、粛宗に病のことを話す決意をする。

第53回「憎しみの炎」

世子(セジャ)が自分の病を粛宗(スクチョン)に打ち明け、チャン・ムヨルもイム・サンヒョンたちに話し世子の病が宮廷の噂となる。
ユン氏がトンイを狙ったこともオ・テプンから捕盗庁(ポドチョン)に伝わり、ユン氏は捕らえられてしまう。
追いつめられたチャン禧嬪(ヒビン)は、東宮殿で火事をおこし召集された民に紛れて刺客を宮殿に入れて、トンイとクムの殺害を計画した。その時、クムをかばったトンイは刺客に斬られてしまった

第54回「欲望の果て」

トンイを斬った刺客はチヤ・チョンスによって捕らわれ、チャン・ヒジェも捕らえられた。チャン・ヒジェとユン氏は拷問を受けてもチャン禧嬪の関与を否定するが、そんな二人を見てチャン禧嬪は自ら罪を認め、粛宗もその姿を目の当たりにする。
母の罪に責任を感じた世子は、王宮殿の前でチャン禧嬪を許すよう三日間食事もとらずに訴え続け倒れてしまう。
粛宗は、王妃の呪詛の件も知り衝撃を受けたが、世子の願いもありチャン禧嬪に自ら死を選ぶように告げるが、粛宗の手によって死にたいとの願いを受け入れることにした。

第55回「新たな対立」

チャン禧嬪(ヒビン)は毒薬が与えられる刑が決まり、トンイに世子(セジャ)のことを頼み毒を飲んだ。
母が処刑されたことで世子は荒れ、訪ねてきたクムを政敵だと言って追い返した。悲しむクムを慰めるトンイは、世子とクムを守るため二人とも王にする道を考える。
王室の悲劇を終わらせるためと粛宗(スクチョン)は、側室を王妃にしない法令を定め、新しく仁元(イヌオン)王妃を迎える。仁元王妃はトンイとクムの存在を警戒し、クムを婚礼により宮殿から追い出そうとする。

第56回「王子の婚礼」

クムに婚礼を挙げさせ宮殿から追い出そうとする仁元王妃に対し、トンイは王となる気が流れているといわれる家に住むソ・ジョンジュの娘をクムの相手に選ぶ。
それにより民がクムを将来の王とみなすようになるのを恐れた重臣たちが動揺し、チヤ・チョンスに不正の証拠をつかまれたチャン・ムヨルは、クムを婚礼後も宮殿に残すべきだと言わざるをえなくなる。
粛宗に二人の将来のことを確かめられたトンイは、世子とクムの二人とも王にしなければならないと考えていることを打ち明ける。

第57回「王の密命」

トンイの考えを聞いた粛宗(スクチョン)は、重臣たちに王位を継ぐのは世子(セジャ)だと宣言する。また、トンイを宮殿の外に住ませると言い周囲を驚かせる。
粛宗の真意はトンイの夢をかなえるため、王位を世子に譲りクムを世弟(セジェ)にして、自分はトンイと共に暮らすというものだった。
それを探り当てたチャン・ムヨルは、クムが世弟となれば王位を継ぐことになりトンイが力を握り自分が排除されると考え、それを阻止するため、粛宗が不在となる宮殿で仁元(イヌオン)王妃を利用し重臣を動かして陰謀を企てる。

第58回「思わぬ標的」

粛宗が宮殿を離れた翌日、チャン・ムヨルの画策でトンイも宮殿を出ることになるが宮殿の兵力をチャン・ムヨルに掌握されていた。チヤ・チョンスはトンイの護衛に私兵を集めるが、それこそがチャン・ムヨルの狙いだった。
そして宴に参席する世子を、集められた私兵が襲ったようにみせかけ、粛宗自身にトンイを罪人として追放させようとしていた。
事件後、チャン・ムヨルはトンイのところへ出向き、兵にトンイを捕らえろと命令するが兵は動かない。トンイは、仁元王妃から渡された「内旨」をかかげ、捕らわるのはチャン・ムヨルだと言った

第59回「真心の力」

トンイの話を信じた仁元(イヌオン)王妃は、チャン・ムヨルを捕らえさせ、その罪の証拠をつかみチャン・ムヨルたちは死罪となる。
粛宗(スクチョン)は、王位を世子に譲る意思を重臣たちに告げるが、それを思いとどませるため、仁元(イヌオン)王妃はクムを養子にして後継者としての地位を確実なものとさせたいと言った。
粛宗が王位に留まることになり、トンイも宮殿に残ると思われたが、トンイはクムを王妃の子として育てるため自分は外に出て、外から王となるように教育しようと決意する。

第60回「民のために」

宮殿を出て(イヒョン)宮へ移ったトンイは、塀を壊し賤民たちへの門戸を開いた。父親が両班と役人に濡れ衣を着せられ捕らえられた娘ヨリに助けを求められたトンイは、まわりのみんなの協力を得て事件を解決、釈放させた。
賤民たちから世話になったお礼にと東屋を建ててもらうトンイを見たクムは、トンイが自分にそのような生き様を見せたかったのだと気づいた。
第21代王英祖となったクムが、トンイの墓参りに行くと、いまだにトンイを慕う賤民に墓は守られていた。

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