ストーリー

  • 【第1局】

    21世紀、世界の麻雀人口は1億人を突破―。

    清澄高校に通う宮永咲(浜辺美波)は、ある日の放課後、原村和(浅川梨奈)と運命的な出会いをする。
    落し物をした和を追いかけ、辿り着いたのは、ひっそりと存在している「麻雀部」の部室だった。
    そこには、和の他に大好きなタコスを手放さない片岡優希(廣田あいか)と広島弁を話すメガネ娘の染谷まこ(山田杏奈)がおり、咲は断れず麻雀を打つことになる。
    咲は三回の対局を終わらせるが、すべての対局の点数が勝つことよりも難しい“プラスマイナス0”という離れ業で終了していた。
    対局を見ていた部長の竹井久(古畑星夏)は、咲の打ち方に違和感を覚え、咲の実力を確かめるため、ある提案をする。
    再度対局を終え、咲の驚異的な実力を目の当たりにした久は、咲を麻雀部に勧誘。
    しかし、咲の返事は意外なものだった・・・
    「ごめんなさい。私、麻雀好きじゃないんです。」
  • 【第2局】

    全局プラマイゼロをやってのけた咲(浜辺美波)の麻雀が頭から離れない和(浅川梨奈)。
    対局後の「麻雀好きじゃないんです・・・」という言葉にも納得がいかない。
    後日、県予選のエントリーシートを目の前に頭を抱えている部長の久(古畑星夏)と染谷まこ(山田杏奈)。団体戦のエントリーには部員があと一人足りないのだ。咲に入部をしてもらうように相談している二人の会話を聞いた和は、咲の入部を反対する。

    その後、久の策略で再度咲と麻雀を打つことになった、和、優希(廣田あいか)、まこ。
    対局の前に久は咲にある提案を耳打ちする。対局の結果、咲は勝ったことを喜ぶが、和は涙を浮かべてその場を走り去る。和が気になり追いかけた咲は、「全国には、手強い相手がたくさんいる」と聞く。
    翌日、麻雀部を訪れた咲は入部を希望する。和と麻雀を打って楽しかったことと、全国へ行く理由があるためだ。果たして咲が全国を目指す理由とは―!?
  • 【第3局】

    全国麻雀大会県予選まで残り 1ヵ月―。
    全国レベルの強豪校が存在する県予選を前に、久(古畑星夏)の指示で、咲(浜辺美波)と和(浅川梨奈)は、 まこ(山田杏奈)の実家の雀荘でアルバイトをすることに。
    バイト先に到着すると、さっそくメイド服を着させられる咲と和。恥ずかしさでたまらない咲とまんざらでもない和…。 まこの実家はメイド雀荘だったのだ。
    わけもわからず、店の手伝いする咲と和。しばらくして、雀荘のお客の相手をする事に。そこに藤田(夏菜)がやってくる。藤田のオーラに怖気づく咲。
    藤田相手に全く歯が立たなかった咲と和。藤田がプロと知り、勝てないのは仕方ないと諦める咲だが、その藤田が負けた相手が怪物・天江衣。落ち込む咲と和に、藤田は「勝てないわ、あなた達では」と言い放つ。
    部室に戻り「もっと麻雀が強くなりたい!」と言う咲を見て微笑む久。果たして久の狙いとは―!?
  • 【第4局】

    久(古畑星夏)が県予選へ向けて用意したプランとは個々のレベルアップを狙った「強化合宿」だった。豪華な旅館の内装、明らかに一流旅館の風情。 そんな旅館で麻雀練習が出来るのは最高と、気合を入れる部員たち。
    しかし、旅館で用意されていたのは、旅館の手伝いと各部員に課された超ハードなトレーニングだった。優希(廣田あいか)には体力強化と集中力を鍛えるパズル、まこ(山田杏奈)には過去10年分の県大会牌譜の暗記、和(浅川梨奈)にはツモ切り動作の繰り返し、咲(浜辺美波)にはネット麻雀でのトップ率向上、と厳しいトレーニングが続く…。
    数日後ようやく麻雀牌に触れることが出来るようになり、各々の課題を克服してきたメンバーたち。そして深まる信頼とチームワークを実感する。
    強化合宿も終わり、部員たちに団体戦に出られる喜びと感謝を述べる久。
    清澄高校麻雀部、いざ県予選へ―!!