ルック・オブ・サイレンス

衝撃の大ヒット作『アクト・オブ・キリング』を被害者側から見つめ返す、慟哭のドキュメンタリー!

 

2014年/原題:The Look Of Silence

RELEASE

STORY

感動と慟哭の結末に、『アクト・オブ・キリング』をも上回る傑作との評価続出!
"殺人"という大罪を犯してもなお、なぜ彼らは罪の意識なく生きられるのか?
常識を覆す、被害者と加害者の"対面"から、100万人規模の大虐殺に隠された、"責任なき悪"のメカニズムが浮かび上がる───
虐殺で兄が殺害された後、その弟として誕生した青年アディ。
彼の老いた母は、加害者たちが今も権力者として同じ村に暮らしているため、半世紀もの間、亡き我が子への想いを胸の奥に封じ込め、アディにも多くを語らずにいた。
2003年、アディはジョシュア・オッペンハイマー監督が撮影した、加害者たちへのインタビュー映像を目にし、彼らが兄を殺した様子を誇らしげに語るさまに、強い衝撃を受ける。
「殺された兄や、今も怯えながら暮らす母のため、彼らに罪を認めさせたい────」
そう願い続けたアディは、2012年にジョシュアに再会すると、自ら加害者のもとを訪れることを提案。
しかし、今も権力者である加害者たちに、被害者家族が正面から対峙することはあまりに危険だ。眼鏡技師として働くアディは、加害者たちに「無料の視力検査」を行いながら、徐々にその罪に迫ってゆく。
そこで目の当たりにしたのは、加害者の誰もが、虐殺を自分の責任とは捉えていないという事実。
長い沈黙を破り、加害者と対峙したアディの勇気によって、殺人の実行者たちが、責任を感じることなく大罪を犯し得る心理的メカニズムが浮かび上がってくる。

STAFF

製作総指揮:エロール・モリス『フォッグ・オブ・ウォー』 / ヴェルナー・ヘルツォーク『フィツカラルド』 / アンドレ・シンガー
製作:シーネ・ビュレ・ソーレンセン 製作プロダクション:ファイナルカット・フォー・リアル
製作・監督:ジョシュア・オッペンハイマー 共同監督:匿名
撮影:ラース・スクリー

Final Cut for Real Aps, Anonymous, Piraya Film AS, and Making Movies Oy 2014