Special スペシャル

キャスト・原作者コメント

  • 主演 白洲迅 伊東晃役
  • 楽駆 西夕希役

白洲迅 コメント

主演としてこの作品に挑戦できることを、とても嬉しく思いました。
失敗しないように、常に先を見据えて立ち回る。
でも考えるからこそ、行動するのが怖くなる。
本当の自分はどうしたいのか。そこに苦悩する伊東晃に、ものすごく人間臭いなぁと、共感しながら演じていました。
現場では、西夕希という役を通した楽駆くんが、常にそばにいて、明るく盛り上げてくれたのが印象的です。
とても救われました。

この作品は、2人の男の純粋な恋愛物語であり、
そしてその先にある人生を描いた作品だと思っています。
人生を表現するという、とても大きな挑戦をさせていただいて感謝しています。
ご覧になってくださる方々、それぞれの心のフィルターを通り抜けた時に、何か湧き上がるものがそこに生まれてくれたら、とても嬉しいです。

楽駆 コメント

出演が決まったときは、純粋に嬉しかったです。
原作を読んで一生を描いている同性愛の漫画は中々なく、珍しくて、それ以上に常倉先生の想いがひしひしと伝わってきました。
僕が演じる西夕希はまっすぐで天真爛漫。
性別や年齢関係なく、 全ての人と平等に接するし、それが歳をとっても変わらない人。
西を演じてみて、僕も人への接し方、関わり方が少し変わりました。

西夕希を演じる事ができて本当に幸せでした。
この作品は人と人の純愛物語です。
同性である晃への愛も”普遍的な愛”として表現できることが嬉しかったですし、自分にとって挑戦できる作品になると思いました。
白洲迅くんは年齢も上ですし、役者としても先輩ですが 現場では僕が演じやすいような空気を作ってくださって本当に感謝しています。
キャスト、スタッフの方々の想いが詰まった作品です。
是非、観てください。

原作者 常倉三矢 コメント

妥協や諦めを抱えて大人になることがゴールだと、かつて私は思っていました。
子供の頃から変わらない、何にも揺らがない自分と再会するまでは。

本当は自分を自分のままに燃やし生かす事こそが、
本人のみならず他者に喜びをもたらす唯一の方法であるはずなのに、

大人なのにこんな事をしたら変、そのままの自分でいたら変、
誰に言われるよりも自分が一番強く自分に言い聞かせていたと、
その時初めて気づいたのです。

17歳の時、自分が一番夢中だったものは何だったのか、
白洲迅さん演じる晃と、楽駆さん演じる夕希を通して、
このドラマを見る人にどうぞ思い出していただけましたら、何より嬉しく思います。