ヴァーサス/ケン・ローチ映画と人生

ケン・ローチ長編デビューから50周年!
BBC時代から最新作「わたしは、ダニエル・ブレイク」まで―
社会派の名手ケン・ローチ激闘の映画人生を追ったドキュメンタリー


2016年/原題:Versus: The Life and Films of Ken Loach

RELEASE

STORY

作品を発表するたび物議をかもしだすことの多い、イギリスを代表する映画監督のひとり、ケン・ローチ。2016年に80歳を迎え、監督作として50本目となった『わたしは、ダニエル・ブレイク』が第69回カンヌ国際映画祭にてパルムドール(最高賞)を受賞。そして、BBC時代の伝説のテレビドラマ「キャシー・カム・ホーム」の製作から記念すべき50周年となった。



69年に書かれた彼の映画製作におけるルールリストには、
「我々は、現代社会の問題を明確かつ正確に提示する義務がある」という一文が含まれていた。
「アップ・ザ・ジャンクション」(65)、「キャシー・カム・ホーム」(66)、『ケス』(69)を監督してから50年がたった今でも、その意志は貫かれている。



これほどまでに強い信念を持つようになったきっかけは何なのか?現代の世の中で、社会派作品を送り続ける意味はいったい何なのだろうか?
監督自身はもちろん、彼の友人、対立関係にある人々、俳優たち、そして多くの仕事仲間へインタビューを行い、BBC時代のドキュメンタリー作品や、『ケス』(69)、『リフ・ラフ』(91)、『麦の穂をゆらす風』(06)、『天使の分け前』(12)などの代表作を振り返りながら、50年にわたる類まれなその生涯とキャリアを、あるときはユーモアたっぷりに、あるときは挑発的に明らかにしていく。

CAST

ケン・ローチ、キリアン・マーフィーほか

STAFF

監督:ルイーズ・オズモンド(『運命を分けたザイル2』)
製作:レベッカ・オブライエン

MOVIE

Sixteen Documentaries Limited / British Broadcasting Corporation / The British Film Institute 2016