「ひるね姫 ~知らないワタシの物語~」Blu-ray & DVD 2017年9月13日(水)発売

作品情報

INTRODUCTION

世界45の国と地域で配給決定!『東のエデン』『精霊の守り人』『攻殻機動隊S.A.C.』の神山健治が贈る“ワタシ”と“夢”の物語

人はどうして夢を見るのだろうか。自分では気づかない無意識のストレスや心の乾き。心の中で足りなくなっている何かをサプリメントのように補ってくれるのが、夢の役割かもしれない。神山健治監督が最新作のモチーフに選んだのが、その「夢」だ。

神山監督はこれまでSFやファンタジーなど、重厚な世界設定を構築しその中で人間ドラマを描いてきた。そんな神山が自ら原作・脚本を担い、監督する初の劇場オリジナルアニメーション。

東京オリンピックが迫る2020年の夏。物語の主人公はいたって平凡な女子高生。特技といえばどこでも眠れることくらい。そんな彼女が、最近不思議と同じ夢を見るようになる。時を同じくして、現実が歪み始め、その秘密が自分の夢にあることに気付く。事件を解決するためココネは東京まで旅をすることになるのだが、それは彼女にとって思いがけず、知らない“ ワタシ” を見つける旅でもあった。今より少し先の未来を舞台に、夢と現実をスリリングに行き来するロードムービーが誕生した。

ココネを演じるのは連続テレビ小説『とと姉ちゃん』のヒロインほか多くのドラマ、映画で注目される女優の高畑充希。彼女にとって今回がアニメーション映画初参加となる。その他、満島真之介、古田新太、釘宮理恵、高木渉、前野朋哉、清水理沙、高橋英樹、江口洋介といった実力派が揃った。また、本作は、「AI」「ネットワーク」「未来への願い」と、これまで神山監督が描いてきたさまざまなモチーフも重要な要素として盛り込まれている。その点で、本作は神山監督のキャリアの集大成でもあるのだ。主題歌はかの名曲「デイ・ドリーム・ビリーバー」。“ 夢” と“ 去った人への想い” をうたったこの曲を、高畑充希が主人公・森川ココネとして歌う。

アニメーションは今、何を描くべきか。『ひるね姫』は、夢を通じてとても身近な世界に注目することで、不透明な時代の中で生きる観客の背中をそっと押してくれる作品なのだ。

STORY

2020年 夏 東京オリンピックの3日前、私の家族に、事件が起きた。すべてを知るために、私は眠る。

岡山県倉敷市で父親と二人暮しをしている森川ココネ。何の取り柄も無い平凡な女子高生の彼女は、ついつい居眠りばかり。そんな彼女は最近、不思議なことに同じ夢ばかり見るようになる。
進路のこと、友達のこと、家族のこと・・・考えなければいけないことがたくさんある彼女は寝てばかりもいられない。無口で無愛想なココネの父親は、そんな彼女の様子を知ってか知らずか、自動車の改造にばかり明け暮れている。
2020年、東京オリンピックの3日前。突然父親が警察に逮捕され東京に連行される。
どうしようもない父親ではあるが、そこまでの悪事を働いたとはどうしても思えない。
ココネは次々と浮かび上がる謎を解決しようと、おさななじみの大学生モリオを連れて東京に向かう決意をする。その途上、彼女はいつも自分が見ている夢にこそ、事態を解決する鍵があることに気づく。
ココネは夢と現実をまたいだ不思議な旅に出る。その大きな冒険の末に見つけた、小さな真実とは・・・。

CAST

  • 高畑 充希
  • 満島 真之介
  • 古田 新太
  • 釘宮 理恵
  • 高木 渉
  • 前野 朋哉
  • 清水 理沙
  • 高橋 英樹
  • 江口 洋介

STAFF

  • 原作・脚本・監督:神山健治
  • 音楽:下村陽子
  • 主題歌:「デイ・ドリーム・ビリーバー」森川ココネ(ワーナーミュージック・ジャパン)
  • キャラクター原案:森川聡子
  • 作画監督:佐々木敦子・黄瀬和哉
  • 演出:堀元宣・河野利幸
  • 製作:日本テレビ放送網/プロダクションI.G/ワーナー・ブラザース映画/博報堂DYメディアパートナーズ
    ホリプロ/Hulu/バンダイ/KADOKAWA/バップ/読売テレビ放送/KDDI/ローソンHMVエンタテインメント/STV/MMT/
    SDT/CTV/HTV/FBS/RNC
  • 企画製作:日本テレビ放送網
  • 制作プロダクション:シグナル・エムディ
  • 配給:ワーナー・ブラザース映画