海のトワイライトゾーン “神秘の海域”に潜る

2012年1月18日(水)発売

  • Blu-ray Disc
  • 解説/スタッフ
  • 収録内容

海のトワイライトゾーン “神秘の海域”に潜る

海のトワイライトゾーン “神秘の海域”に潜る バップで購入
発売日:
2012年1月18日(水)
品番:
VPXF-75117
価格:
¥4,800+税
収録時間:
102分
仕様:
カラー、MPEG4-AVC、リニアPCMステレオ、片面1層、16:9《1920×1080i Full Hi Definition》

「海のトワイライトゾーン」視聴コメント

大阪・海遊館 館長 西田清徳さん

視聴した3海域すべてに関して、最新の潜水器材を利用した素晴らしい映像と、撮影のためにスタッフの方々が費やされた時間と努力に感銘を受けました。私も35年前に潜水を始め、各地の海に潜りましたが、水深27m以深は未知の世界です。水面から届く太陽光線が微かになり、また、通常の方法では目にすることができない海中世界を「トワイライトゾーン」と名付け、その詳細を目の当たりにしてくれるブルーレイディスクをわくわくしながら一気に見てしまいました。

鹿児島県硫黄島のトワイライトゾーンでは、火山活動の影響を受ける不思議な色の海中を体験でき、港の中でも透明度がゼロに近く、海底から吹き出す火山ガスの泡が立ち上る情景に、地球が生きている事を感じました。また、軟骨魚類の系統分類が研究テーマである私は、火山活動の影響を受ける環境にのみ生息するカニの仲間の初記録に大きな興味を覚えました。

島根県隠岐のトワイライトゾーンでは、命を育む海藻の森の素晴らしさを改めて感じることができました。ホンダワラの森は、多くの海洋生物が暮らす海のオアシスですね。島根県沖の海域には「因幡の白兎」の伝説も伝わり、「神話の海」と呼ばれる事もありますが、ウサギをひどい目にあわせたのが、サメ、ワニ、アシカ(絶滅したニホンアシカ)なのか、巨大なヒトデの存在など、本当に謎の多い海域です。

北海道知床のトワイライトゾーンでは、コンブの林、クリオネ、岩化けするミズダコやカジカの仲間など、とても懐かしい海の情景に再会できました。北海道の海は35年前、私の潜水の原点でした。ただ、孵化直後のササキテカギイカやオオカミウオの幼魚など、当時、何度潜っても目にすることができなかった生き物たちの輝きを見て、冷たいけれど生命に満ち溢れた北の海にもう一度潜りたいと思っています。

今回、3か所のトワイライトゾーンを見せていただき、最も感じたのは「生物多様性」です。多様性には「個体の多様性」「種の多様性」「生態の多様性」という3つのレベルがあると言われますが、日本周辺には、いったいいくつの海洋生態系があるのでしょうか。こうして、従来は観察できなかった様々な生態を見せていただき、その素晴らしさや、それぞれの生態を守り続けることの大切さを痛感しました。

解説

 通常の潜水器具では、たどり着くことが難しい水深40〜100メートルの深み。この地上の光がほんのわずかしか届かない“トワイライトゾーン”と呼ばれる海域で、カメラマンたちがとらえた神秘的な世界を紹介したドキュメンタリー番組『海のトワイライトゾーン』(BSプレミアムにて'11年6月28日〜7月1日放送)が、鮮明な画像とともにブルーレイ・ディスク化、発売されることになりました。深い海に長時間とどまることを可能とする“リブリーザー”と呼ばれる特殊な潜水器具を装着したカメラマンが見たその世界は、不思議な光景や珍しい生物など、驚きと発見の連続。自然の驚異をたっぷりと楽しませてくれます。
 収録は、シリーズの見どころと“リブリーザー”を使ったカメラマンたちの訓練の様子を紹介した「プロローグ」、大地や海底から溢れ出す温泉の成分の影響で海がさまざまな表情を見せる「鹿児島県硫黄島」、世界最大ともいわれる謎の巨大ヒトデが生息する「島根県隠岐諸島」、流氷が去った海に深海で暮らす巨大イカが現れる「北海道知床半島」の4部構成。それにしても日本の海の何たる多彩なこと! 改めて、未知なるものへの興味をかきたてるブルーレイです。

スタッフ

テーマ音楽:
黒石ひとみ
語り:
黒石ひとみ・柿沼 郭
撮影:
平野康人・南部 淳・小合正太郎・鈴木達也
ディレクター:
阿部浩治・川添哲也・遠藤俊太郎・吉川由花里
制作統括:
佐藤一裕・佐藤日美・深代卓郎・高橋 孝

プロローグ“神秘の海域”に挑む

2011年6月28日 BSプレミアムにて放送

プロローグプロローグでは、鹿児島県硫黄島、島根県隠岐諸島、北海道知床半島の3回シリーズの見どころと、今回の撮影を可能にした「リブリーザー」と呼ばれる特殊な潜水器具とそれを使った訓練の様子を紹介します。

火の島 七色の海に潜る〜鹿児島県 硫黄島〜

2011年6月29日 BSプレミアムにて放送

火の島 七色の海に潜る第1回は、鹿児島市からフェリーでおよそ3時間、硫黄島の海に潜ります。
白い噴煙をあげる硫黄岳。火山活動は今も続いています。大地や海底から溢れ出す温泉の成分の影響で、青い海は、緑色、黄色、乳白色、赤茶色とさまざまな色に変化します。海中80メートルのトワイライトゾーンに潜るまでにどんな発見があるのでしょうか。火山の海を探検します。

巨大ヒトデを求めて〜島根県 隠岐〜

2011年6月30日 BSプレミアムにて放送

巨大ヒトデを求めて第2回は、島根半島からおよそ70キロ、日本海に浮かぶ隠岐諸島の海に潜ります。
隠岐諸島の周辺の海は、対馬暖流が年間を通して流れ、複雑な地形に多様な生きものたちが集まります。海底には海藻ホンダワラの森が広がり、海藻では日本で唯一の天然記念物クロキヅタや、世界最大ともいわれる謎の巨大ヒトデが生息しています。山陰の秘境ともいわれてきた隠岐諸島の水深70メートルに広がる未知の世界を探検します。

深海から 命をつなぐ〜北海道 知床〜

2011年7月1日 BSプレミアムにて放送

深海から 命をつなぐ第3回は、2005年に海域3キロまで世界自然遺産に登録された北海道知床半島の海に潜ります。
春、流氷が去った知床半島の海では、プランクトンが大発生。普段は深海で暮らす巨大イカ「ササキテカギイカ」が姿をあらわします。浅い海にやってくるのは、食べ物が豊富な水深で腕の間に抱えた卵をふ化させるため。母イカは、外敵から卵を守り、無事に赤ちゃんイカを海に放つと、その命を終えます。水温が2度にも満たない水深60メートルのトワイライトゾーンから海面まで、命のドラマを追跡します。

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