『トンイ』 DVD-BOX IV 2012年6月20日発売!

第37回「動かぬ証拠」

トンイは、部屋の床と騰録類抄(トゥンノンユチョ)にショウガ汁を塗り、濃い酢を使って薄桃色に変色させることでユ尚宮たちとチャン禧嬪(ヒビン)の罪を暴いた。
オ・テソクは、チャン禧嬪の関与を示す証拠があることを知り、南人が生き残るためにチャン禧嬪を切り捨てることを決めた。オ・テソクの命を受けたユ尚宮は、すべてチャン禧嬪の命令だったと自白した。
粛宗(スクチョン)は、チャン・ヒジェ、オ・ユンを流刑、オ・テソクは官職を剥奪、チャン禧嬪は世子のことを考え悩んだが王妃から降格させた。

第38回「ふたつの喜び」

チャン禧嬪は王妃から降格するが、禧嬪の称号を許され就善(チュソン)堂へ戻った。
仁顯(イニョン)王妃から監察府(カムチャルブ)を任されたトンイは、ユ尚宮たちを処刑せず降格させた上で監察府に復帰させた。
懐妊の予兆を夢で見た粛宗は、トンイに変化がないか尋ねるが何もないと言われて落胆する。トンイが食べたいのは活人署(ファリンソ)で賤民に配られる粥だと聞いた粛宗は、配給所へ同行し賤民の悲惨な状況を知る。
トンイが淑媛(スグオン)となる日、懐妊したことも分かり、皆が喜びにつつまれる。

第39回「忌まわしき記憶」

淑媛(スグオン)となったトンイは王子を産み、「百日の祝い」の代わりに粥の配給所を設けた。しかし、その配給所で活人署(ファリンソ)の署長が殺され、犯人らしき男が落とした剣契(コムゲ)の印を拾う。
事件は漢城府の管轄で、殺された大司憲(テサホン)の息子チャン・ムヨルが担当。彼はチャン禧嬪(ヒビン)と手を結んでいる。さらに二人の重臣が殺され、両班(ヤンバン)殺しを続けるという声明文が届いた。
シム・ウンテクは、殺された大司憲の手の合図は、清国の商人が数を表すのに使う「八、五、十、五」だと話す。トンイはそれを調べるため、療養を口実にして宮殿の外に出る。

第40回「復讐の誓い」

トンイは宮殿の外へ出て、清国の商人が集まる賭場を訪れ、暗号の数の意味を調べようとするが収穫はなかった。
チャン禧嬪は、チャン・ムヨルを動かし南人への影響力を取り戻した。そして、チャン・ヒジェが都に戻れるように画策する。
剣契の再結成を確かめたチャ・チョンスは、ソ・ヨンギに話すことができない。そして、真相を知るために剣契を尾行してそのかしらが、トンイの幼なじみのケドラだと知る。
トンイが生き延びて淑媛となったことを知らずに暗殺を命じたケドラは愕然とする。

第41回「浮かび上がる黒幕」

トンイは、自分を殺しにきた剣契(コムゲ)を逃がし、再結成された剣契のかしらケドラと再会した。そして、殺しをやめるよう説得するが受け入れられない。
チャン・ムヨルはトンイのいた屋敷で殺された兵の傷が、他で殺された両班(ヤンバン)の傷と同じであることに気づき、トンイが宮殿を離れた理由をおしはかる。
トンイは、殺された大司憲(テサホン)の手の動きが示した数が、十二律であることに気づき、音律を漢字に直して並べ替えると、それが南人を指す「南洗」とオ・テソクの号である「林姑」を指していることを突き止める。

第42回「断ち切れぬ友情」

かつて剣契を陥れたのはオ・テソクとチャン禧嬪(ヒビン)と知ったトンイは、証拠を得るため揺さぶりをかける。チャン・ムヨルとチャン禧嬪は、トンイが剣契のかしらの娘であることを確信し、真相を知っていると気づいた。
オ・テソクは、チャン・ヒジェから身を隠すよう勧められ、その道中の案内で武官に殺されてしまう。そしてその場所へ駆けつけたケドラ率いる剣契に、その罪を着せた。
ケドラは、その場を逃れソリの妓楼へ行った。トンイは妓楼へ駆けつけケドラを都から逃そうとするが、そこへチャン・ムヨルから話を聞いた粛宗(スクチョン)が現れた。

第43回「苦渋の決断」

粛宗(スクチョン)は、トンイがケドラを助けようとする姿を目の当たりにし、さらにトンイから父チェ・ヒョウオンのことや過去のことを聞かされ衝撃を受ける。それでもトンイを手放せない粛宗はチャン・ムヨルにトンイを調べることを禁じ、トンイの罪を伏せようとする。
粛宗が王としての誇りよりトンイをとったことにチャン禧嬪(ヒビン)は打ちのめされ、トンイを追い込むために周りの者を捕らえさせる。町にはトンイの罪を伏せる粛宗を非難する「ふれ文」が貼られ、堪えられなくなったトンイは、自ら漢城府へ出向く。

第44回「耐えがたい苦しみ」

全てを自白したトンイを粛宗は、裁くことができず周囲の反発を招く。王子をはしかで亡くしたトンイはこれ以上大切な人が苦しむ姿は見たくないと粛宗に願いでた。粛宗はトンイがいなくなることに耐えることを覚悟してトンイを宮殿から追放する。しかし、耐えきれずトンイの家を訪れてしまう。
懐妊したトンイは王子を産み、6年の歳月が流れた。明るいという意味の「クム」という名前を粛宗につけられた王子は立派に成長している。

第45回「募る恋しさ」

世子(セジャ)が跡継ぎを授からないかもしれないと知ったチャン禧嬪(ヒビン)は、トンイと王子であるクムが世子の座を脅かすのではと恐れる。
一方、クムの才能が卓越していることを知ったトンイは、それがクムの身に危険が及ぶかもしれないと恐れる。クムは食事会に招かれた賤民の子に紛れて宮殿に入り世子を粛宗(スクチョン)と間違え「父上」と呼んだ。世子はとがめなかったが宮殿から追い出された。
そして宮殿の外で泣いていて粛宗に出会う。クムが王子と知り、クムを捜しにきたトンイの姿を見て粛宗は驚く。翌日、粛宗はクムの前に現れ漢城府の判官だと名乗る。

第46回「父と子」

クムと過ごした粛宗は、トンイを宮殿に呼び戻す時がきたと考える。トンイは、クムの卓越した能力を隠すため、塾に行かせるのをやめキム・グソンに教育を頼もうとする。
粛宗がクムと会ったのを聞いたユン氏は、刺客を雇いトンイとクムの住む家を放火して消そうとするが失敗する。そして焼け出されたトンイは王の別邸で粛宗と出会う。
粛宗は、クムが7歳になったので王族の教育を受けさせるため、また命を狙われたので宮殿の外には置いておけないとの理由でトンイと共に宮殿に戻すことを宣言する。

第47回「王子の意地」

粛宗(スクチョン)は、宮殿に戻ったトンイとクムに父親として再会を果たす。
トンイはクムの卓越した能力に身の危険を案じて、宮殿では「小学」も分からないふりをさせる。チャン禧嬪(ヒビン)はクムが世子に代われる存在ではないことを知らしめようと画策し、逆にクムの優秀さを明白にしてしまう。
自分の命が長くないと悟った仁顯(イニョン)王妃は、トンイとクムを守るため、クムを世子(セジャ)の教育場所である待講院(シガンウォン)で勉強させてはと粛宗に提案する。そしてクムを王にできるかとトンイに尋ね戸惑わせる。

第48回「近づく嵐」

仁顯王妃からクムを王にすることができるかと問われたトンイは、その真意を測りかね世子に何があるのか不安に思う。チャン・ムヨルも世子に何か問題があることに気づいた。
ユン氏は自分が仕組んだ火事の犯人をオ・ホヤンに仕立てるが、チャ・チョンスが現れて失敗し、そのすべてをチャン・ヒジェに打ち明ける。
チョングムを尾行したチャン・ヒジェの部下が王妃の罠にかかった。証拠をつかんだ仁顯王妃は、チャン禧嬪に世子のことを自ら粛宗に話すよう迫った。その翌日、トンイが仁顯王妃を訪ねると王妃は意識を失って倒れていた。

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