『トンイ』 DVD-BOX I 2011年9月30日発売!

第1回「陰謀の始まり」

早朝、川で釣りをしていたチャン・イッコン大司憲は、暗殺者に刺され川に落ちる。
その付近では、追っ手の兵から逃げる奴婢の夫婦を、チャ・チョンス、チェ・ドンジュらが助け逃がしていた。彼らは賎民たちの秘密組織「剣契(コムゲ)」のだった。
トンイは友達のケドラと、瀕死の大司憲を橋のたもとで偶然見つける。大司憲は何か伝えようとして手でサインをするがトンイには分からない。助けを呼びに行っている時、大司憲はトンイの手提げに暗殺者の手がかりとなる名札を入れ、やがて息絶えた。他にも同じ党派・南人の高官2人が殺された。

第2回「裏切り」

義禁府(ウイグムブ)では、トンイの父チェ・ヒョウオンとトンイを、カン武官殺しの下手人とその娘として指名手配した。 剣契(コムゲ)のチャンは、ソ・ヨンギに情報を渡すため執務室に忍び込んで武官に見つかり捕まってしまう。
剣契の頭であるトンイの父チェ・ヒョウオンのもとにはチャンから、ソ・ジョンホがスクチョン王に会いに行く道中で狙われるという知らせが入る。チェ・ヒョウオンは、その場にいた者だけで助けに向かうが、ソ・ジョンホの輿を見つけた時には既に殺されていた。そこへ義禁府の兵が現れ、ソ・ジョンホ殺しの犯人として捕らえられる。

第3回「悲劇の別れ」

連行される父と兄の後を追おうとするトンイは、キム・ファンに止められ山の東屋に連れていかれ、そこでチヤ・チョンスから、トンイの父と兄と自分も剣契だが高官たちを殺していないことを聞いた。
捕まった頭と同志たちを救出する火薬を調達するため、トンイはお嬢様に成りすまし花火店に行くが、外で待つ間、大司憲と同じ手の動きをするチャン・オクチョンを目撃する。
チャ・チョンスたちは、護送される剣契の頭チェ・ヒョウオンたちを救出して山に逃げるが、トンイの兄チェ・ドンジュは矢に倒れ、父チェ・ヒョウオンも息絶え、チャ・チョンスもついに絶壁から川へ転落してしまう。

第4回「父との約束」

剣契(コムゲ)の騒ぎで都の治安が乱れていることを知ったソ・ヨンギは、剣契の残党と家族の捜索に尽力するが、トンイはなかなか見つからない。
山に逃げ込んだトンイはソ・ヨンギと出くわしてしまう。逃がしてくれと必死に頼むトンイにソ・ヨンギは一度だけ見逃すという。トンイは父チェ・ヒョウオンが無実であることを訴え、大司憲と同じ手の動きをする女官を見たことを話すが、そこで兵に見つかり矢を放たれ、逃げようとしたトンイは崖下に落ちてしまう。
トンイを助けたのは兄チェ・ドンジェを慕っていた妓生ソリだった。ソリは、トンイが宮廷入りを希望するので掌楽院のファン・ジュシクに奴婢として入れるよう頼んだ。

第5回「蝶の鍵飾り」

トンイが掌楽院の奴婢となって6年、トンイは事件の鍵となる蝶の鍵飾りを持った女官を探し続けている。
チャン・オクチョンが尚宮として宮廷入りした日、宴の演奏で国が滅びる前兆とされる音変が起こりチャン尚宮の宮廷入りが原因と噂され窮地に陥る。
チャン尚宮を見たトンイは、彼女こそ蝶の鍵飾りの女性ではないかと思い、住まいに忍びこもうとして何者かに襲われ気がつくと縛られ納屋に入れられており、そばには編馨職人の死体が転がっていた。

第6回「運命の出会い」

トンイは捕らわれた小屋から逃げ出し武官を連れて戻るが、そこにあったはずの編馨職人の死体は消えていた。警備隊の日誌で死体の件を知ったソ・ヨンギは捕盗庁を訪れたスクチョン(粛宗)王にそのことを話し捜索を命じられる。
殺された編馨職人の家に行ったトンイは、そこで自分を捕らえた男たちを目撃し、その後をつけてたどりついた屋敷の前で小屋に落ちていたのと同じ石を見つけた。もう一度小屋に行き探している時、スクチョン王が現れトンイは隠れたが、小屋に男たちが戻って来たためスクチョン王も隠れようとしてトンイと出会う。
トンイは、スクチョンが王であることを知らないまま一緒に小屋から逃げ出し男たちが出入りしている屋敷に忍び込むが見つかってしまう。

第7回「光と影の再開」

トンイとスクチョン(粛宗)王は手下たちに見つかるが、ソ・ヨンギ率いる捕盗庁の兵が駆けつけ、手下たちを捕らえる。スクチョン(粛宗)王は音変が仕組まれたものであったこと、その首謀者を必ず突き止めることを宣言する。明聖大妃たちは、関与の発覚を恐れ、証人を消そうとして逆にその証拠をチャン尚宮に握られてしまう。しかしチャン尚宮は、そのことを表沙汰にはせず、明聖大妃に知らせるだけにとどめる。
チャン尚宮は、スクチョン(粛宗)王からトンイの話を聞き、直接会って自分を苦境から救ってくれた褒美をつかわそうとするが、断られ欲のなさに失望して帰そうとした時、トンイは思い切って自分の願いを申し出た。

第8回「約束の印」

トンイはチャン尚宮に鍵飾りを見せてもらい、捜していたものとは違っていたので落胆するが、彼女が賎民の出と聞いて憧れを抱くようになる。
チャン尚宮の母ユン氏の使いでトンイは薬剤を届けさせられるが、宮殿の外から薬剤を持ち込むのは禁じられているうえ、帰りは門限を過ぎてしまった。塀を乗り越えようとするトンイを見つけた粛宗(スクチョン)は兵を下がらせ中に入れてやる。
チャ・チョンスは、山寺を訪れ6年前に命を助けてくれたキム・ファンと再会する。そして、チェ・ヒョウオンたちの命日に彼らが命を落とした崖を訪れる。

第9回「迫られる証言」

トンイは、使いに行った薬屋の医者が殺されたため調べを受けるが、宮殿に薬剤を持ち込むのは禁じられているのでチャン尚宮のもとに届けたことは言わなかった。
そして、ソ・ヨンギと再開し6年前に会っていないか尋ねられるがトンイは知らぬふりをした。トンイがチャン尚宮のところに出入りしているのを知った明聖大妃は、女官たちを監督する監察府(カムチャルブ)に投書してトンイを捕らえさせる。トンイの拷問が始まる寸前、オ・テソクの反対を押し切ったチャン尚宮が監察府に来てトンイが薬剤を届けたのは自分だと告げた。

第10回「解かれた謎」

トンイを救うため監察府(カムチャルブ)に赴いたチャン尚宮は、明聖大妃の策略で仁顯(イニョン)王妃を殺害しようとした容疑をかけられてしまう。チャン尚宮の無実を信じるトンイは、疑いを晴らすために薬剤を処方した医者の死体を調べようと、捕盗庁に侵入して死体を調べチャン尚宮の無実の証拠を掴んだ。
帰ろうとしたトンイを見つけたのはソ・ヨンギで、無実の証拠を見つけたことを聞いた。 掌楽院(チャンアゴン)へ戻ろうとしたトンイは、オ・テソクの手の者に襲われるが、助けに現れたのはソ・ヨンギに会いに行こうとしていたスクチョンだった。

第11回「思いがけぬ褒美」

トンイを救った粛宗(スクチョン)は、チャン尚宮が無実である証拠が見つかったことを知らされる。翌日、粛宗(スクチョン)は重臣たちに事件の真相究明を宣言し、ソ・ヨンギに黒幕を暴くことを命じる。
ファン・ジュシクとヨンダルと町に出かけたトンイは、偶然、粛宗(スクチョン)に会い、4人で楽しく過ごす。夢を聞かれてトンイは「生まれ変わったら奴婢ではなく別の仕事に就けること」と答えるが、スクチョンは「この世でもかなうかも」と答え、翌日、トンイは監察府(カムチャルブ)の女官に任じられる。

第12回「新たな試練」

トンイが監察府の女官に任じられ、宮廷に波紋が広がる。監察府(カムチャルブ)は任命の取り下げを仁顯(イニョン)王妃に願いに行くが、王妃は自分が許可したと話し取り下げようとはしない。王妃は粛宗(スクチョン)王からトンイのことを聞かされていた。
監察府に行ったトンイは周りから受け入れてもらえず、皆に追いつくよう一人努力する。ユ尚宮はトンイを追い出すために、入ったばかりのトンイに皆と同じように試験を受けさせることにする。試験を受けに来たトンイは、成績が悪ければ追い出されるという規則があることを知る。

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