亡くなった父に対する母の想いの深さ。
そして、それを幼少の頃から感じ続けて、恋愛に臆病になってしまった娘。
ふたりをとりまく人々のふれあいの物語。

○解説
『鉄塔武蔵野線』で文化庁優秀映画作品賞を受賞した長尾直樹監督劇場映画最新作。

母と娘、それぞれの不器用な恋の物語
ある日、死んだはずの父から一通の手紙が舞い込む。穏やかな暮らしが微かに揺れ動き、やがて母と娘は遠い記憶にある家族の思い出の地を訪ねる…。

『さゞなみ』は母と娘のそれぞれの恋の形を、美しく端正な映像美で描く恋愛映画。
恋愛に一歩踏み出せないナイーブなヒロインを唯野未歩子。母・澄江にベテラン・松坂慶子。稲子が恋心を抱く男を演じるのは演技派・豊川悦司。また、きたろう、天光眞弓、岸部一徳といった個性的な役者が脇を固める。
スタッフには撮影に写真家として活躍する藤井保、美術設計はアートディレクターの葛西薫。
台詞は芥川賞作家の保坂和志が協力し、音楽にはアーティスト・岸谷香が参加。

<2002年11月より東京都写真美術館ホール他全国単館系劇場で公開>

★2002年 カルロヴィヴァリ国際映画祭正式招待作品
★2002年 サンパウロ国際映画祭
       ニュー・フイルムメーカーズ・コンペティション部門正式出品作品
★文部科学省選定
★日本芸術文化振興会映画芸術振興事業

○ストーリー
娘、夏井稲子(唯野未歩子)は、山形県米沢市で温泉の水質検査に携わっている。
ある日、源泉が枯れたという温泉の調査で稲子は町でも評判の悪い男・便利屋の玉水(豊川悦司)に出会った。
和歌山県太地町で、母、夏井澄江(松坂慶子)は、三十年続いたカメラ店を今もひとりで営んでいる。
夫は海の向こうに渡っていってしまった。 
ある日、山形の義兄(きたろう)の元に、死んだはずの夫から一通の手紙が届く。
手紙がサンパウロの日本人会から夫の危篤を伝えていた。澄江はただ黙って、遠くを見つめてしまう。  
奥津館では、玉水が何も言わずに、そっと稲子を抱きしめていた。恋愛に臆病だった稲子だが、意を決して、玉水のアパートを訪ねるが、ドアを開けたのは玉水ではなく、子供の暁だった。
稲子はまた心を閉ざしてしまう。帰省中、父と母の思い出の温泉へ澄江と出かける稲子。
母と娘、それぞれの心に大切にしまっていた不器用な恋の物語
亡くなった父への母の想いの深さをあらためて感じる稲子の心の中で、何かが動き始めていく…。

○キャスト
唯野未歩子 豊川悦司/きたろう 天光眞弓 岸部一徳/松坂慶子

○スタッフ
脚本・監督・編集:長尾直樹
原案:中山加奈子
台詞協力:保坂和志
撮影:藤井 保/松島孝助
照明:横道将昭
録音:木村瑛二
音楽:岸谷 香
美術:福澤裕二
美術設計・宣伝美術:葛西 薫

製作:日活/バップ/NHKソフトウェア/博報堂/ハマーズ

特別協力/山形県 米沢市 和歌山県 太地町 山形放送株式会社 ソニーPCL ホテルα-1米沢

2002年/日本/1時間52分/カラー/ヨーロピアンヴィスタ/モノラル/ドルビーデジタル

©2002「さざなみ」製作委員会

○DVD&VIDEO
発売日: 7月24日  
DVD: VPBT-11780 ¥5,040(税込)¥4,800(税抜)
 
VHS: VPVT-68224 ¥16,800(税込)¥16,000(税抜)
 

DVD特典
(1)20Pブックレット
(2)映像特典約30分<メイキング・劇場予告&テレビスポット、米沢上映舞台挨拶>