小栗旬主演で話題のアニメがいよいよDVD発売!『RAINBOW 二舎六房の七人』DVD、2010年8月25日発売開始!

CRIME 1 「After the rain」

CRIME 1戦争に負けてから10年、人々の暮らしはまだまだ貧しかった。
雨の日、少年院に搬送される六人の少年達。一般のバスに乗せられて晒しものにされ、少年院に着いても身体検査の名目で辱めを受ける彼らは、もはや人間として扱われてはいなかった。

そして、彼らが収監された二舎六房には一人の男が座り、静かに本を読んでいた。桜木六郎太(アンチャン)である。少年達は彼の挑発にいきり立ち、ケンカをしかける。
担任教師に全治三ヶ月の重傷を負わせた水上真理雄(マリオ)。母親の交際相手に暴力をふるった遠山忠義(ヘイタイ)。窃盗、詐欺、無銭飲食…数多くの罪を犯してきた前田昇(スッポン)。自分を犯そうとした相手に重傷を負わせた横須賀丈(ジョー)。泥酔して暴力行為を犯した松浦万作(キャベツ)。詐欺、横領、置引を働いた野本龍次(バレモト)。戦争のあおりを受け、それぞれが何らかの罪を犯した彼らは自分しか信じられず、ここに来てまでナメられるわけにはいかなかったのだ。

CRIME 1しかし、そんな彼らをアンチャンはボクシングの技でいとも簡単にいなしてしまった。
「殺せよ、生きてたってしかたねぇんだ…」とつぶやき、自分の境遇に自暴自棄になるマリオ。その時現れた看守の石原は、このケンカの見せしめにアンチャンを何度も殴りつける。彼を普段から疎んでいた石原は少年達にも殴りつけるように命ずるが、「こいつらに罪は無い」と、アンチャンが制止する。更に激高する石原であったが、担当医の佐々木が止めに入り、この騒動は終わる。

気を失っていたアンチャンは目を覚ますと、ジョーが差し出した洋モクを自分だけで吸うのではなく、六人にも分け与えた。降っていた雨は止み、光が差し込んでいた。

「再来年の夏にはみんなでシャバに出よう」と、少年達のことを思う強くて優しいアンチャンと少年達との出会いであった。

CRIME 2 「Fugitive」

CRIME 2七人の出会いから一ヶ月、彼らは互いにあだ名で呼び合うようにまでなっていた。
アンチャンにボクシングの指導を受けるマリオ。一緒に腹筋を鍛えるヘイタイとキャベツ。部屋の隅ではスッポンとジョーが将棋を指し、その横でバレモトが本を読んでいた。暑い夏が過ぎ去ろうとしていたそんな日、ジョーに面会者が訪れる。彼には幼い頃母親に置き去りにされて以来、二人で支え合ってきた妹のメグがいた。施設に残してきた彼女ではないかと喜んだジョーであったが、接見室に入った途端、表情が一変する。そこにいたのは、彼を虐待していた施設の園長だったのだ。

メグに里親が見つかったことを告げられたジョーは、その日、食事もろくにとらず、工場で作業をしても何か思い詰めている様子であった。それを見ていたスッポンは、看守の隙をうかがって芝居を打ち、ジョーに脱走を促す。戦争で家族を亡くし、同じように孤児だったスッポンは、彼のことを黙って見ているわけにいかなかったのだ。それに同調して芝居を打つマリオ達五人。懲罰をも恐れない仲間達の優しさに触れ、零れる涙を拭きながら、ジョーは必死に脱走を図った。メグに会うために。

CRIME 2石原達が追跡する中、施設に辿り着くジョーであったが、先回りした看守達が待ち構えていて取り押さえられてしまう。里親から金銭を受け取り、メグを売りつけようとしている園長に食ってかかるジョー。手錠をかけられながらも罵声を浴びせ続ける。しかし、そこに現れたメグは「私に構わないで。ひとりで生きていける…」と告げる。

雨の降る中、呆然と連行されるジョー。
一方、施設を出る準備をするメグの頭の中には、彼女のために子守歌を歌ってくれていた頃のジョーの姿が浮かぶ。「ありがとうお兄ちゃん、すごくうれしかった。」…窓の外の雨を見つめながら、つぶやくメグであった。

CRIME 3 「Distrust」

CRIME 3ジョーが戻ってきて数日後の休憩時間、野球をしているアンチャン達の横で、マリオとジョーは夢を語っている。仲の良い二舎六房の様子に、石原はイラ立っていた。あと二ヶ月で出所するアンチャンをどうにか陥れたい石原は、房の輪から外れるバレモトを呼び出し、彼の入所理由が親を殺したからだと話す。その日の夕食、石原の狙い通りアンチャンにつっかかるバレモト。「あんたが自分の親を殺して来たってこと、説明してもらいましょうか?」何も答えられないアンチャンを見て他の少年達も動揺する。

CRIME 3房に戻った七人であったが、人殺しとは一緒にいたくないと図書室に行くバレモト。彼が誰も信じられない理由は幼い頃の出来事にあった。終戦直後、食料と引き換えに農家の男に抱かれた母親。それを見たバレモトは人間不信に陥ったのだ。そんな過去を思い出しながらタバコを吸っていたバレモトのところへ石原が現れる。その時慌てて投げ捨てられたタバコの火が原因で、少年院は火事の原因に。

燃え盛る炎の中、石原は房の中にいるアンチャンを見殺しにしようと企み、二舎六房の鍵を裏庭に投げ捨てる…。

CRIME 4 「Dissolve」

CRIME 4燃え盛る二舎。仲間達のために走り出すアンチャンの姿を見たバレモトは、葛藤しながらも、六房の鍵を探し出し仲間達を救出することを決心する。アンチャンの思いは確かにバレモトの心も突き動かしていた。

衰弱するマリオ達のところへようやく駆けつけるアンチャン。扉を懸命にこじ開けようとするが、突如、頭上の天井が崩れ落ちて下敷きになってしまう。その頃、鍵を見つけ出したバレモトの前に石原が現れ、鍵を奪おうとする。しかし、バレモトは必死に抵抗する。「あいつらは俺の初めての仲間なんだ!」

CRIME 4鍵を開け、倒れているマリオ達を助け出すバレモト。意識を取り戻した彼らは、六人で力を合わせ、アンチャンの足に被さる瓦礫を持ち上げる。

火事の後、意識を失って入院していたアンチャン。見舞いに訪れたマリオ達は、彼が看護師の小池節子に自分の父親のことを話しているのを耳にする。
そこで明らかになるアンチャンの親殺しの真相…。
彼もまた心に深く傷を負っていた。

CRIME 5 「Someday...」

CRIME 5火事から1ヶ月、二舎六房の六人は仮設房で生活し、担当も謹慎処分を受けた石原から熊谷に替わっていた。ボクシングの練習をするマリオ、腹筋を鍛えるヘイタイとキャベツ、その横でスッポンとジョーが将棋を指し、バレモトは一人本を読んでいる。マリオ達はここに来てから初めて、静かな生活を送っていた。アンチャンも予定より早く退院し、仲間達のところへ戻って来ることとなった。

港町の工事現場で作業をする少年達。その現場には一本の巨木が立っていた。休憩時間に出所後の夢を語り合っていたマリオ達は、その木に七人の夢を刻み、二年後にみんなでここに集まることを約束した。「女をはべらす」、「大金持ち」、「自衛官」、「世界チャンプ」、「人気歌手になる」、「おいしいものをたくさんたべる」とそれぞれの夢が刻み込まれた巨木、マリオは最後に「みんなの夢がかなえばいい」と刻んだ。

CRIME 5少年達がそんな平穏な日々を送る中、石原が少年院に復帰してくる。アンチャンの出所を阻もうと企む石原と佐々木は、アンチャンに一舎八房への転房を命令する。不気味な笑みを浮かべる横山ら一舎八房の少年達に迎えられるアンチャン。夜、突如襲い掛かってくる横山達。彼らは、アンチャンにリンチを加えるよう石原に指示されていたのだった!

CRIME 6 「Truth」

CRIME 6マリオの拳を潰した横山を本気で殴りつけるアンチャン。それを見た八房の他の三人が襲い掛かる。扉越しには石原が笑みを浮かべてその様子を聞き入っていた。
翌朝、八房の扉を開けた石原は、目の前の状況に凍りつく。八房の四人が床に倒れこみ、その奥でアンチャンがじっと石原を見据えていたのだ。状況を問いただす石原であったが、横山達は仲間内でもめただけだと口をつぐむ。彼らは、リンチにも屈せず、ただ仲間のためだけに拳を振るうアンチャンに恐ろしさを覚えていた。

CRIME 6慌てる石原に、六房の少年達を利用するように提案する佐々木。石原は六房の少年達に因縁をつけ、罰を加える。自分の為に耐え続ける少年達を見たアンチャンは、とうとう石原に手を上げてしまい、連れて行かれる。少年達は涙を流し、アンチャンの後姿を見つめることしかできなかった。
独房に入れられ、食事もろくに与えられないアンチャンを、そのまま見殺しにしようとする石原と佐々木。
彼らがここまでアンチャンの出所を阻止する理由は一年前のある出来事にあった…。

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