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とうとう「ウルトラマンネオス」の特撮が全行程を終えてクランクアップとなった。この日は最終話である第12話、高野組の撮影。最強の敵というコンセプトのもとデザインされた敵キャラが、グリーンバックの前で演じるという合成カット。ステージの上で威圧感を醸し出す敵キャラに、高野監督も最後の演出に余念がない様子だ。
とにかく「ネオス」の特撮現場は七転八倒の連続であった。各監督それぞれのこだわりが日々放出され続け、スタジオにててっぺん(午前0時という意味デスネ)を迎える時もざらであった。
神澤監督は1話のアーナガルゲ、2話のザム星人によるバトルで徹底的なこだわりを見せてくれた。結果、ドラマの幕開けという大任を十二分に果たし、ネオスと怪獣の壮絶な戦いをかっこ良くアピールしてくれた。9話の大恐竜との戦いも、「神澤さん、サスガ…」と再び驚嘆させてくれるので、そちらの方もまだまだ期待していただきたい!
高野監督は4話の2大ヒーローvs2大怪獣を最高のタッグマッチシーンとして実現してくれた。やや狭いビルトの特撮ステージでの苦労には本当に脱帽モノだ。しかしあの迫力はどうだ!
最終エピソード11、12話でも高野監督、我慢しきれずドカンドカン爆発しています。まるでそれだけが生きがいであるかのように!!お楽しみに…。
そして今回初メガホンをとった監督たち、小原“お天気”教祖、キングジョー満留、バンディッツ宮本も気合の塊となってネオスと戦ってくれた。小原氏は7、8話を担当。こんなに怪獣が出てきたウルトラがかつてあっただろうか、という程に怪獣銀座化した7話は圧巻だ。先に触れている九州ロケと合体した、壮大な怪獣絵巻を是非楽しみにしていただきたい。
満留氏は6話でかなりの大冒険を果した。なぜなら、変形型ロボットやら、セブン21vs謎の美女壮絶格闘やら、ウルトラ必殺技復活やら、もうとにかくお腹いっぱいのネタ、ネタ、ネタ。中半戦の要となるエピソードを、これでもかというくらい演出してくれたのでチェックは絶対デスヨ。
そして宮本氏は確固たるウルトラワールドの中で、次々に驚異の禁じ手を提示し、脚本の武上氏と共にこれまた超変化球な話題の一本を仕上げつつある。動かない怪獣(え?)、隊長不在のHEART(えぇ?)、そして戦わないネオスと21(うえぇえ!?)。円谷昌宏Pにして「こりゃあ面白い」と言わせた一編は10話で登場だ。
重鎮監督たちの確かなアピールによる演出もまだまだ磨きがかかって目が離せないが、新人監督3人によるフレッシュなネオスも、新世紀に登場したウルトラシリーズならではの見ごたえになる事間違いなしだ。生みの苦しみと創造の素晴らしさにサンドイッチされながら、真夏の太陽と冷たい木枯らしの季節を駆け抜け、遂に「ネオス」はクランクアップした。乾杯して飲んだビールは、そりゃあもう最高の味でした。さぁ来年早々から(地獄の…)仕上げ作業が待っているが、とりあえずはお疲れ様でした、という事で。
よいお年を!
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