清和生命・保険金査定部の向島朔太郎(伊藤英明)は、保険金目当ての殺人や病院ぐるみの保険金詐欺、自殺者への支払いなど問題のありそうな支払い請求に対し、調査員の如月(松重豊)、後輩の大野(中丸雄一)らとともに調べ上げ、支払いの可否を決めていく。
ある日、夫、妻、子、そして妻方の祖母が乗っていた車が崖下に落ちた。祖母以外全員が死亡。このとき、夫にかけられていた保険金は誰のもとにいくのか?事故の状況によって保険金の行方も変わってくるが、生き残った祖母(市毛良枝)はなぜか多くを語ろうとしない。
そのころ、向島の先輩で清和生命営業部の横村(田中哲司)は、妻がいながら、シングルマザーの亜希子(高島礼子)に惹かれ始めていた…。
伊藤英明 中丸雄一(KAT-TUN) 松重豊/田畑智子 田中哲司 伊武雅刀/夏八木勲 高島礼子 ほか
脚本:武田有起/渡辺哲 音楽:林ゆうき 演出:塚原あゆ子/竹村謙太郎 主題歌:「ひこうき雲」My Little Lover
制作著作:NHK/ドリマックス・テレビジョン 発行:NHKエンタープライズ 販売:バップ
※DVDレンタル商品あり VPBX-21218〜21224
崖下に落ちた車に父母子、母方の祖母も乗っていて、祖母以外全員が死亡。父にかけられた保険金は誰のもとへ? 事故の中で死んだ順番によって保険金の行方も変わる。生き残った祖母は、なぜか多くを語らない。
保険金査定人の向島は新人の大野と調査する中で、死亡した父とその両親のねじれた愛情に翻弄される。一方、向島の先輩・横村は亜希子という謎の女に惹かれる。
深夜、帰宅途中の男が車にひかれ死亡するが、「自殺とみなされたら保険金は払わない」と向島は言う。新人の大野は、夫に取り残されたと嘆き悲しむ妻の姿を見て、非情な判断だと納得できない。
また、病院ぐるみで不正請求をする偽患者に厳正な裁きが届かないさまを見て大野は向島に不信感を募らせる。しかし、向島はわずかなヒントから真相を突き止め、夫を失った妻の心を救ってやる。一方、先輩の横村は亜希子と不倫に陥り、保険金の受け取り人を変更するよう、せがまれる。
自動車工場の経営者が火災に巻き込まれ死亡した。受け取り人が書き換えられていたため、保険金は、妻ではなく死んだ夫の愛人に支払われることに。向島は嘆き悲しむ妻を気の毒に思うが、あることから、この事件には実は大きなウソが隠されていることに気づく。
一方、先輩の横村は、妻と離婚し、不倫相手である亜希子の元に向かう。落ち込む横村に亜希子は・・・。
自分の病を知って、慌てて保険に入ったと思われる男。向島は持ち前のひらめきで真相を暴くが、男の家族への悲しい思いが浮かび上がる。
一方、先輩の横村が、亜希子にほれ込んで、会社の金を使い込んでいることが発覚。向島は横村に改心するよう説得するが、逆に横村から自分の過去を蒸し返され、逃がすことに。せっぱ詰まった横村は、亜希子と・・・。
横村の死に、がく然とした向島の前に亜希子が現れ、横村が自分に残した保険金は、いつおりるのかと問う。大野が亜希子の過去を調べると、血縁でもない男たちの死によって保険金を得ていた女であることが判明。
だが、専務の藤堂は向島に、この件から手を引けと言う。如月は警察に再調査を依頼。そんな時、横村の遺書が出てきて、向島は新たな真相を知る。
亜希子は、横村と心中しようとする時、“お前は生きろと言われ突き放された”と言う。信じられない向島は、さらに亜希子に近づくが、素顔の亜希子は母性に満ちた不幸な女にしか思えない。
そんな折、向島が過去、保険金の支払いで苦い思いをした際に関わった少年が亡くなってしまう。亜希子の言う「保険の罪深さ」こそが問題のように思えてしまう向島だが、如月は亜希子に脅しをかける。
息子を連れて故郷・佐渡へ逃げる亜希子。あとを追った向島は、亜希子の悲しい過去を知り、“やはり亜希子は連続保険金の殺人犯なのではないか”と疑う。「なぜ、そのような生き方しかできなかったのか」と問う向島の前で、亜希子は如月の殺人未遂容疑で警察に捕まる。
数日後、拘置所で亜希子と面会した向島は、「人を殺した者にかけられていた保険金は支払われるのか」と問われ・・・。
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