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#1
- 17歳-。下校途中の一人遊び「白線ゲーム」。
そこで偶然出会った、生真面目な高校生・伊東晃(白洲迅)と無邪気な西夕希(楽駆)。
いつしか自分が夕希に恋していることに気づいた晃は、
同性への気持ちに戸惑いながらも、「白線の上だけの逢瀬」にもどかしさを覚え咄嗟に夕希へキスしてしまう。
キスをしてしまった後悔で夕希を避ける晃だが、夕希は白線の上で待ち続けていた…。
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#2
- 19歳―。大学生となった晃(白洲迅)と夕希(楽駆)は順調に交際が進むが、キス以上の関係に踏み出せずにいた。ある日、夕希のアパートで一線を越えようとする晃だが、夕希に拒まれショックをうける。やがて就職活動の時期が近づき、将来の夢を見つけられずにいる夕希は、着々と目標に向かって進む晃に焦りを感じはじめる。
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#3
- 25歳―。社会人となり忙しいながらも仲良く暮らす2人。偶然にも晃(白洲迅)の職場に高校時代に自分に告白をしてきた白石穂香(小島藤子)が転職してくる。そのころ、話したいことがあると夕希(楽駆)は晃を週末旅行に誘い、脚本家になるために会社を辞めたいと告白する。夕希を応援すると同時に、何かが変わりはじめることに漠然とした不安を感じる晃は夕希と徐々にすれ違っていく。
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#4
- 32歳―。夕希(楽駆)と別れ、普通の幸せを求めて穂香(小島藤子)と結婚した晃(白洲迅)だが、その生活は長くは続かなかった。ある日、晃の実家に姉が外国人の結婚相手を連れてきたことで大騒動となっていた。頑なに結婚を認めようとしない母に、晃は夕希への想いを家族の前で告白する。そして、夕希を探しはじめる晃だったが、消息がつかめず3年が経っていた。